『KAN×昭和音楽大学管弦楽団』詳細レポート

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Architect of Music: [アルテリッカしんゆり]『KAN×昭和音楽大学管弦楽団』詳細レポート
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2011年5月1日(日)に新百合ヶ丘(神奈川県川崎市麻生区)近辺で開催の
川崎・しんゆり芸術祭『アルテリッカしんゆり 2011』の公演のひとつ、
昭和音楽大学 テアトロ ジーリオ ショウワで行われた
『KAN×昭和音楽大学管弦楽団』にてKANさんが全曲編曲&オーケストラと演奏。
その模様を以前、「簡単レポート」として
アップしましたが、今回は思い出せる限りで
詳細レポートを書きたいと思います。

私の座席は14列目ステージに向かって右ブロックの左端。
ステージ全体が見渡せて、かつ音響バランス的にも
問題ない場所でした。
今回まとめてチケットを購入させていただいたメンバーの中で
当日くじ引き方式で席を決めることにしていたのですが、、
私と私の奥さんだけはKANさん単独のコンサートを同時に見るのが
超久しぶりということで、友人が計らってくださいました。
本当にありがとうございましたm(__)m

さて、まず会場に入るといくつかホームユースのビデオカメラが。
この時点で、DVDは出ないということが確実だと思いました。

今回のコンサートはチケットが大変手に入れにくいという状況で、
各地からDVD化されないのか?という問い合わせがあったそうです。
しかし、スタッフの方からもTwitterで宣言されているとおり、
DVD化は現時点では考えられていないそうです。
(資料用の撮影は行っているため、何等かの形で見られる可能性が
 ゼロ、というわけではありませんが。)

ステージは割と横幅が狭く、
演奏者は中心に固められたイメージ。
そして、最前には、ステージ向かって左から、
ギター、ピアノ、ベース、ドラムスと
バンドセットが並んでおり、
ドラムセットはアクリル板で完璧に囲われた状態。
てっきり吹奏楽と同じような位置に配置するのかと
思っていたので意外でした。
KANさんの弾くピアノはクラシックスタイルで
ピアノに対してステージに向かって左側(下手)に座り、
ステージ向かって右側(上手)を見る向き。
つまり、バンドライブツアーとは逆、
弾き語りばったり」と同じ向きです。

<前半>

開演は5分ほど遅れて15:05頃。
オーケストラコンサート同様、先に楽器演奏者がステージに
上がってきて並び、そのあと、バンドメンバーや
指揮の福本先生、KANさん、と揃っていきます。

まず、KANさんがAの音をピアノで叩き、チューニング開始。

01. まゆみ

・・・普通にチューニングしてるだけなのかと思ったら
徐々にウォーミングアップの音が騒がしくなり。
なんか様子がおかしいぞ?と思ったら
そこを仕切るように突然カースケさんがスティックで
4カウント。すると次の瞬間、全ての音が止み、
「ダダンドドン、ダダンドドン、ダダドドン」
とドラムのフィルを入れ、「まゆみ」のイントロへ。
これぞ、クラシックコンサートではあり得ないスタート。
すでに鳥肌立ってます。ここで。

これが、KANさんの金曜コラムでいうところの、
The Beatlesの『Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band』のオープニング、そのまま。
ここらへんと比べてもらえれば良いです。

イントロはバンドライブツアーと同じ
マジカルミステリーツアー方式。
歌い出しでKANさんのピアノ弾き語り。
そのあと、A'パートでの掛け合い部分など、
原曲で特徴的な部分が生音の木管だったり
弦だったりを使っています。
コーラスは菅原龍平さんが優しく添えます。

「それぞれの〜」からの大サビは、
ストリングスが原曲よりも一つ上の展開コードで
奏でられていたのは、ツボでした。
(それとも原曲でも鳴っているけど私が聴き取れていないだけ?)

この1曲目で、今回のコンサートでKANさんが
フルオーケストラとの融合をどのような音楽的コンセプトで
構築しようとしているかを紹介しているような印象を受けました。
なるほど、フルオーケストラアレンジでクラシックをやる
わけではないのだな、ということが分かったのです。
(MC的コンセプトはまだこの時点では想像もつかず(笑))

全体的にバンドセットの音が大きくスピーカーから聞こえており、
残念だった部分はバンドが入る楽曲共通で言えますが、
それは「簡単レポート」のほうで
書いていますので、以降は省略します。

◇◇◇◇◇

曲が終わり、大きな拍手のあと、KANさんが挨拶。
「(GWなのに)海外旅行の予定を全てキャンセルして
このコンサートに来てくださってありがとうございます。」
みたいなボケもいれつつ。

さらに公演は前半を中心にすごく喋ることも冒頭で宣言。
曲ごとにアレンジの肝となる部分や楽器の説明をいれるため
なのだそうです。さすがはKANさん。

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