オーボエ好きなバイオリニストの夫

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Architect of Music: [夢コン]オーボエ好きなバイオリニストの夫
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もちろんKANさんのことですけれども。

2月3日、岡谷市で収録されたNHK BS『あなたの街で夢コンサート』、
本日BS2での放送日でした♪
BS-hiでは23日放送予定)



ちなみに、先に紹介しておきますと、
2月3日当日の収録の一部始終とトークの内容などは、
kyonちゃんとことか、
ぱおままさんとことかを
参照していただけると、十分素晴らしいコンサートレポが書かれていますので、
結局のところ、このエントリーは読まなくても良いのかもしれません(笑)。
少なくとも、トーク部分はほとんど書かないと思います。

それでもお付き合いいただけるかた、よろしくお願いしますm(__)m

まずは、1997年のDecimoツアーでも着用したタキシードを
着たKANさん関連の部分から。

愛は勝つ(オーケストラアレンジ)

この話が来る前からずっと構想は練り続けていて、
是非やってみたかったというKANさんのたっての希望で、
オーケストラアレンジをKANさんが担当されました。
作成に9日間掛かったそうです。
(詳細はKANさんの金曜コラムNo.192「ルックスだけで引っぱって」やNo.195「いとおかやし」参照)

イントロは、「Carry on, Carry Out〜」の部分を、
オーボエをメインにしてやさしめに開始。
アルバム「遥かなるまわり道の向こうで」に収録されている
「キリギリス」を聴いたときも思いましたが、KANさんは、
バイオリニストの夫でありながら(ありながらってことはないですが)、
相当オーボエ好きなんでしょうね。
もしもトランペットで「パーンパカパーンパン」ってやってたら、
ちょっと残念感があったはずですが、そうではなく、
オーボエを使って緩やかに、でも何かを予感させる序盤を聴いて、
ある意味「ホッ」としました。

そして、KANさんがイントロをちょっとだけピアノで豪華めに弾いて、
本編スタート。
1コーラス目は、比較的静かに進んでいきます。
静かに進みながらも、
あちこちに象徴的なオカズが入っていて、
聴いていて楽しかったです。
KANさんが今回の楽譜を書く際の手順として、
「ここにこういうフレーズがきたらいいな」っていうのを
どんどん埋めていく、という方法を採用したことから、
こういうアレンジになったんだろうな〜と、
随所で感じるところがありました。

サビではパッヘルベルのカノンがカウンターメロディーで
入ってきたりして、徐々に盛り上がり始めてきます。
この90年代のポップスっていうのは、
1度のメジャーコードから徐々に下っていく、という
コード進行が多用されていて、この楽曲も多少変形しながらも
基本はこの下っていくコード進行です。
だから、パッヘルベルのカノンはカウンターメロディーとして
非常に溶け込みやすいんです。
代表的な有名どころでいうと、
あれがそうですね、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」。

今回の「愛は勝つ」は、
盛り上がっていく勾配は徐々に角度を増すタイプであり、
最初から盛り上がったまま突き進むスタイルではありません。

だからこそ、本当の最後の最後に大爆発して終わるまで、
ある意味一生懸命爆発せずにガマンして、一つ一つの楽節ごとに
強弱・抑揚をつけながら、進んでいく、という。

これがとても良かったです。

愛は勝つ」だからといって最初から最後まで
盛り上がりっぱなしで終わるのは、オーケストラアレンジとしても
決して適切じゃないですもんね。

そしてびっくりしたのは、
最後の「心配ないからね」のところに、前奏のシンボルフレーズである、
「ドードレミードレーソー」がカウンターメロディとして入ってたこと。
以前、ラッキーラクーンナイト3(http://sei.lovely.to/blog/004783.html)で
苦言とともに改善案として僕が書いたこと
のとおりになっていたんですもの。

そうか、KANさんがあのブログエントリを読んで、結果、
この改善案が採用されたんだ!
・・・そんなわきゃないわけで、
きっとKANさんがずっと昔から構想していた時点で、
このカウンターメロディーは多分決まっていたことなのでしょう。

そして、エンディング近くでは
ap bank fes '07」の時のカッコイイブレイク
をなぞられたであろうブレイクっぽい部分もあったり。

あと、第九のフレーズが間奏やエンディングにコラージュされていたり、
最初はあんなに静かな感じだったのに、途中は行進曲っぽい刻み方だったり、
「ドードレミードレーソー」のフレーズが、エンディング近くでさらに
カタチを変えてオーケストラだからこそのメロディーになっていたり、
エンディングは典型的なクラシックのお決まりな
「ジャン、ジャ

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