「えーと、すみません。このようなことになりました。」ラッキーラクーン最終号へ

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眠い目をこすってiPodで朝のtweetをチェック。
森田恭子さんのtweetに目がとまる。

「えーと、すみません。このようなことになりました。」

リンク先はLuckyRaccoon公式サイト。
次号を以てラッキーラクーンが終了するとの告知。

一気に目が覚めました。

「好きなものをゆっくりと探す」ことを
忘れかけやすいこのご時世、
2ヶ月に1回のペースで忙しい現実世界から
ちょっとの間ニュートラルな気持ちに
切り替えるための重要な雑誌でした。

今日みたいに、3営業日連続で
最終の新幹線で帰宅しているような
忙しい日々に、敢えて読むと、
スッと胃で溶けていいお薬になる、
みたいな。

うーん、なんというか、
「雑誌」という言葉では表現したくない、
そんな今までの書籍とは異なる存在でした。

最初はKANさんが連載するということが
きっかけで読み始めた雑誌でしたが、
当然今では必ずしもそれだけではなく、
ゆっくりゆったりとした内容なのにも関わらず、
一辺倒な自分の脳ミソにいろんな刺激を
与えてくれる存在。

そして、森田さん自身や森田さんを媒介して
いろんなアーティスト、芸人さんが、
通常よりも3mくらい(イメージ)近くで
感じられるような存在として、読み続けていました。

今まで、知っていたつもりでいた人たち。
逆に、ぜんぜん知らなかった人たち。
有名な皆さん、まだこれからの皆さん。
若い人、そうでない人。
みんながみんな、同列の存在で並んでいるのが
とても新鮮で、好感が持てました。

純粋に、好きなものを並べていくという
その姿勢を崩さないことで、読み手は、
店主が好きなものを並べているような
雑貨屋さんに訪れているような感覚。

このコンセプトを公に堂々と、
長期間に渡り貫くのは、それだけでも
とても難しいことですし、パワーがいることだし。
なのに、過去「0」〜「4」まで計5回も、
「ラッキーラクーンナイト」というイベントにより、
書籍から飛び出してその雰囲気をそのままに
リアライズした
なんて、そんな個人運営雑誌は見たことありません。

そして、これからもたぶんないと思います。

すごく個人的なことを書くと、
創刊からずっとずっと、欠かさず5冊ずつ
購入していました。送料を抑えるため、
友人と共同購入していたというだけなのですが。

これを、創刊当初、
直接送付してくださっていた時代から
6年間ずっと続けていましたので、
森田さんにはどうやらご存じいただいているようで。
そんな意味でも身近に感じられたんですね。

購入した5冊のうち自分の分を除く4冊は、
我が家に友人が遊びに来てくださるときに、
お渡ししていたのです。

熊谷なんていう遠い場所なのに。

そんな、友人から見ると、
「チケット to 熊谷」とも言える
「ラッキーラクーン」がなくなってしまっても、
忘れずまた遊びにきてくださいね。

ラッキーラクーンのようなゆっくりとした
時間と空間を、ご用意してお待ちしていますので(笑)。

ラッキーラクーンオフィシャルサイトによれば、
頃合いを見計らって最後のラッキーラクーンを
作ってくださるとのことなので、
必ず購入したいと思っています。
楽しみに待っています。

ひとまずは、ラッキーラクーンの内容からも
時々、いろいろ大変だったろうなあと伺えた
森田さん自身が、ちょっとリフレッシュされた上で、

ゆっくりと新しいカタチを見つけて、
僕らに新しいカタチで
つながっていただけることを期待しています。

まずは、すでに
twitterで繋がらせていただいていますが、
この森田さん経由のつながりも、たどっていくと
なかなかこれが、おもしろいんですよね。

とにもかくにも、一つの歴史が終了します。

すてきな6年間をありがとうございました。

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