ニンテンドーDS『プロ野球 ファミスタDS』/namco

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昨日から今日にかけて、うちのサイトが「KAN」関連のキーワードではなく「ファミスタDS」というキーワード検索でアクセス数がインフレを起こしています。1日あたり過去最高のページビュー数を記録したもので、正直、驚いています。ファミスタの存在感というのはそれほどまでに大きかったのか、と、実感しました。

もともとこの作品を心待ちにしていた方はご存知だと思いますが、もともと「ファミスタDS」は9月27日発売とされていたのです。が、内容の充実を図るために一度「発売日未定の延期」になったのです。僕自身、それ以降、他のゲームを買いまくったりしてたこともあり、新しい発売日が決定して、しかももう発売済みだったっていうことは、ほぼノーチェックだったのです。

そんな僕も今日、ついに購入しました。

購入前にネット上のあちこちの評価を見ていると、「おもしろくない」「ゲームバランスが悪い」「ペナントレースがなくてげんなり」など、発売日延期になって内容の充実を図った割には「クソゲー」だと言われていたので、そんな『ファミスタDS』を、本当に無条件で買ってよいものか、悩みました。

でも、あくまで主観はちゃんと自分の目と耳と手で確認して初めて生まれるもの。まずは買ってみて、評判どおりなのかどうか、一通りやってみよう、という結論に至りました。

まずは、購入した帰りの新幹線の中でプレイしていたのですが、ゲームバランスというか操作方法というか、いわゆる基本的な「ファミリースタジアム」としての評価は、全然「クソゲー」なんかじゃないです。むしろこれが僕の求めていた「ファミスタテイスト」です。十字ボタンを押せば野手は全員同じ方向に動き、ちょっと甘い球が入ったらすぐにホームランを打たれ、とにかく草野球なみに打高投低。ランナーを挟んだ野手は相当なスピードでランナーを追いかける。これくらいハチャメチャなのが良いのです。

ファミスタにリアルを求めてはいけないです。本当にリアルな野球がしたいなら、ニンテンドーDSにそれを求めるのは間違っています。それは据え置き型ハイスペックゲーム機に求めるのが筋ってものです。ペナントレース130試合欲しい、というのも気持ちはわからなくはないですが、コンセプトそのものが「単純性」と「短時間性」を求めているからこそ、敢えて削ってFP(ファミスタポイント)を利用した選手獲得・アイテム獲得システム(ファミスタガチャ)や、Wi-Fi単発対戦、ミッションプレイ(課題達成型プレイ)を重視したんだと思います。他のものをごちゃごちゃ入れると、余計に中途半端なゲームになってしまって、それこそ「クソゲー」になってしまう。Xでバントとか、L、Rボタンでランナーが一斉に進塁・帰塁することさえ、ひょっとしたらクラシックなファミスタファンには不要だったかもしれません。

確かに、メーカー側の公式サイトやCMに、その単純さについての説明が足りなかったような気がしなくもないです。僕らみたいなまさに初代ファミスタからやっていた世代ならともかく、最近のヤングなプレイヤーからしてみれば、いきなり「プロ野球スピリッツ」とか「熱チュー」とか「パワプロ」とか、システム豊富な野球ゲームしか経験していないわけですから、それと同様のことがDSで出来るなんて勘違いをしてしまうと思います。少なくとも今の時代にあのテイストの野球ゲームで「本格的」と名乗ってはいけないような気はしなくはないです(僕の子供のころからすりゃ、選手名が出てくるだけでも本格的でしたが)。そして、既に思惑と異なるテイストだったことに腹を立ててしまい、売却してしまった方もいるようです。

僕はというと、20年前のあのころの記憶が蘇ります。あれは母にわざわざディスカウントショップで並んでまで買ってきてもらった初代「ファミリースタジアム」。母でも十分操作ができる野球ゲームで、小学生のころの僕は母のご機嫌を取るためにちょっと手加減しながらも、ちょっと油断しすぎて最終的に18対17でなぜか僕がサヨナラ負けしてしまうみたいな、そんな思い出があったりします。父ともよく対戦しました。これまでのゲームのなかで、父とまともに対戦したのって、この「ファミリースタジアム」だけだったと思います。(ファミリージョッキーもかなり対戦しましたし、当時は父のほうが上手かったけど)

そんな単純でバカスカ打ち合えるテイストだからこそ、笑いながら楽しくゲームできたんじゃないかな、と思います。今回はWi-Fiのオンライン対戦モードもありますが、それくらいハチャメチャに、ムキにならずに楽しめたら嬉しいな、と思います。

と、そんなファーストインプレッション。

まだそんな段階でしかないので、「パスワード」とか「攻略」とかで検索してこられた皆さん、欲しい情報がなくて申し

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