ピアノ難民を救え!

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Architect of Music: ピアノ難民を救え!
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今日は某SNSがきっかけで出会ったサイトをご紹介します。

▼ピアノ難民を救え! - マナベカン

http://www.kan-piano.com/

コンセプトは文字通り「ピアノ難民を救う」こと。

正確には上記サイトにて確認していただきたいのですが、ここで定義されている「ピアノ難民」とは、例えば、親がきっかけだったり自分の意志がきっかけだったり、とにかくピアノを習ったのはいいものの、習うのをやめてから発表の機会がなかったり、確かにクラシックなどは弾けるようになったけど、例えば自分の弾きたいポップスな曲を自由に弾くことができるようになるために必要な技術までは持ち合わせていなくて、結局はピアノを弾かないまま時が経過して埃をかぶりかけていたり、調律されずに放置されていてドがドじゃなくなっているような、あくまて一例ですがそんな人びとのこと。そんな人びとのために、マナベカンさんが立ち上げたプロジェクトです。

サイトでは「ピアノ難民」認定チェックを始め、ピアノ難民を脱するために必要な、クラシックピアノ教室では教えてくれない場合がある「コード」についてのお話や伴奏を自分でつけるための技法を解説されていて、確かにこれさえ理解していれば自分で好きな曲を自由に弾けるし、そもそも僕自身もまさにこれらのことを独学して今に至るわけですから、間違いないです。

で、技術論だけではピアノ難民を脱するきっかけにはならない。弾きたいと思わせることが大事です。マナベカンさんはそれを見事に実現しています。

ご自分で弾き語り演奏されている様子をカメラ撮影し、FLASH動画としてサイトに掲載されています。ちゃんと映像と音源は編集・トラックダウン・マスタリング・シンクロされ、室内にクロマキーセットまで使っています。WEB上で鍵盤真上からの映像と横からの映像を同時に見られるのって、僕が知る限り他にはありません。すごすぎます。

マナベカンさんは下の名前がまさにKANさんであり、KANさんをリスペクトしていらっしゃいます。トップページの演奏は、永遠に『永遠』なのだそうです!これまでの市販の楽譜は初心者用にやさしいアレンジになっていますが、それが物足りなくなった方は是非とも見てみてください。原曲にかなり忠実に再現されています。今後どんどんKANさんの曲を中心に増やしていくそうですし、楽譜の公開も予定されているそうですよ♪

個人的には、演奏そのものの出来映えやミスなしで演奏する苦労への高い評価もさることながら、あそこまで完璧に音源・WEBコンテンツを作りあげる技術とそこまでに至る丁寧な説明ページの作成に必要な根気に、心から脱帽です。むしろこれから曲を増やしていく作業の方が気分的にラクだし楽しんでできるはずです(^^)。実際、夜中にじぇ〜んぶ読みふけってしまい、「あ〜、そうだよなあ〜わかるわかる」とか「なるほどそうすればよかったのか」とか「それはしらんかったなあ〜」みたいな興味深い話だらけで、わかる人には読み物としてとても楽しい内容になっています。

僕自身はピアノを習ったことがない「独学組」なので、残念ながら「ピアノ難民」の条件にはあてはまらないし、音楽的な専門的知識は本やらWEBからの独学でここまできてますが、こういうサイトは人を音楽に親しみを持たせる、あるいは持ち直させる絶好のきっかけとなるので、大変嬉しいのです。だからしっかりと紹介させていただきました。あと、KANさんには是非とも見ていただきたいサイトだったというのもありますが。こういうリスペクトの方向もあるんだという意味で。僕もなんかいろいろ考えたくなってきました。

マナベカンさん自身、こういう業界(音楽・映像・WEB)に関わりを持つ方であり、音楽だけじゃなくて小説執筆など、多彩な業の持ち主です。で、経歴をみるからに、僕より3つ年下の大学の後輩にあたるようです。(間違えていたらごめんなさい。学部などは違うと思いますが。)だから、そんな信金BANKが金を沸かせた、じゃなくてそんな親近感が僕を沸かせたんだと思います。

あと、最後に、すごいと思ったのは、このサイトについて「JASRACに商用利用で曲の使用許諾を得ている」こと。僕もWEBラジオ「セイ櫂谷のセイヤング」でKANさんの曲を演奏するために「非商用利用」で曲の使用許諾を得ていますが、それは、さすがに自分の演奏では商用利用で元がとれる自信もないから、という理由で踏み切れなかったからなのです。

マナベカンさんなら、この完成度のサイトであの演奏であれば、カンパ的アフィリエイトの積み重ねで十分元がとれるような気がするし、ピアノ難民を救うことに賛同する方は是非ともカンパ的な気持ちでサイト運営の力になって差し上げてはいかがでしょうか?

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