三色ボールペンで音楽を聴きたい

三色ボールペンで読む」ことで、日本語力を身につけたりレビュー力を身につけたり、自分が本を読むときにどういうところを面白いと感じ、興味を持って読んでいるのか、を知ることができるというものがあります。「赤」は客観的に見て「すごく大事」、「青」は客観的に見て「まぁ大事」、「緑」は自分が「おもしろい」と感じたところに引くというわけです。

本物の本に線を引くのは気が引けるという人のために、専用の手引き本や名作がたくさん掲載されている本、そして、本じゃなければゲームで、ってことで、ニンテンドーDSでも発売されています。

で、僕はこの存在を知ってから、常々頭のなかに蔓延らせていることがあって。「三色ボールペンを音楽に置き換えて実現できるようなシステム」があったら凄く嬉しいなーと思っているのです。

簡単にポイントを箇条書きにすると以下の通りです。たとえば、3つ(=Three)の色(=Color)で聴く(=Hearing)ということで「3CL」とでも名づけましょうか(笑)。

【3CL(仮称)概要】
▼専用音楽プレイヤーをPC環境にインストールして使う
▼音楽を再生するとウィンドウに「赤」「青」「緑」のボールペンが現れる
▼「赤」は「この部分の歌詞が大事」と思ったら「R」ボタンを押すことで「線が引ける」
▼「青」は「この部分のメロディが大事」と思ったら「B」ボタンを押すことで「線が引ける」
▼「緑」は「この部分のアレンジが大事」と思ったら「G」ボタンを押すことで「線が引ける」
▼画面には1曲分のタイムチャートが表示され、「赤・青・緑」の線がどこで引かれたか直感的にわかるようにする
▼歌詞がデータに存在する楽曲では、歌詞にもどこで線が引かれたかをわかるようにする
▼「Shiftキー」や「Ctrlキー」を押しながら「R」「B」「G」を押すなどして、「ペンの太さ」とかも用意する
▼「線を引いた履歴」は楽曲再生後に送信、専用DBに集計・蓄積され、集計結果を参照・活用することができる
著作権的にクリアしている(ユーザーが所持し線を引いた楽曲)についてはタイムチャートや歌詞上をクリックすることで線が引かれた部分を直感的に聴くことができる
▼楽曲ごとに詳細集計データ(他のユーザーがどのように線を引いたか)も閲覧でき、自分が引いた線との差異を確認できる
▼会員専用サイトが存在し、SNS的な要素も持ち、必要最低限の個人情報を登録「荒らし的線引き」を防止する対策とする
▼最新評価はどんどん専用サイトのトップページに登録されていく
▼「赤(歌詞)」ランキング、「青(メロディ)」ランキング、「緑(アレンジ)」ランキングの設置。
▼ランキングは聴かれた回数により左右されるのではなく、あくまで「赤」「青」「緑」の曲全体に対する割合やバランスにより決定される
SNS的な要素を活用し、ジャンルや性別・年代別に集計することができ、傾向を知ることができる
▼会員登録前に試用できるようにするため、練習楽曲みたいなものも用意する
▼自分が引いた線や、他の人が引いた線を参考にして引いた線ごとに「レビュー」を書き、送信することができる
▼レビューはニコニコ動画的に再生時にフロー表示される
▼ゆくゆくは携帯端末にも対応し、ボタンについても「1:赤(弱)」「2:赤(中)」「3:赤(強)」「4:青(弱)」「5:青(中)」「6:青(強)」「7:緑(弱)」「8:緑(中)」「9:緑(強)」「0:線消去」に対応している

どなたかこういうの作ってくれないかなー、もしくは、既にあるのであれば教えてほしいなー、と非常に漠然とですが考えています。副次的ことがらも含めて、以下のようなメリットがあるのかな?どうでしょう。

▼自分が楽曲のどこにどのように感銘を受けたのかを直感的に確認できる
▼ブログ等に楽曲レビューを書く際に非常に助けになる
▼他の人がどのように同じ楽曲を聴いているのかを様々な角度から知ることができる
▼「好きな楽曲で繋がる」から「好きな楽曲のマニアックな部分で繋がる」という新しいコミュニケーションの形成(それって必要なのか?)

といった感じで、今までに経験のないことが実現できます。今までは、楽曲単位に「この曲ってこういう感じでいいよねー」っていう感想を書けましたが、「この部分がいい!」っていうのを書くときにすごく説明しづらかったりして相手に伝えにくかったもどかしさも解消されます。もっと飛躍すると、どのような楽曲のどのような歌詞・メロディ・アレンジがどの年代のどういった層にウケるのかを分析できることになるので、ヒット曲を作りたいひとには効果的なのかもしれませんね^^。

さて、このようなサービスをこれから創りたいとか、もう既にあるよ、とか、そんな心当たりのある方はまでメッセージをお待ちしています(笑)。