iTunes8が動かなくなった原因を突き止めた

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さくっとiTunes7→iTunes8にバージョンアップした結果
さくっとiTunesが起動不可状態に陥った
という話を先日書きましたが、
その原因を突き止めて復活できました。

結論を書くと、
悪さをしていたのは、楽曲ファイルではなく、
iTunesライブラリファイルでした。
便宜上、定義しておくと、
以下のファイル群のことを指します。


iTunesライブラリファイル
iTunes Library.itl
iTunes Library.xml
iTunes Music Library.xml
iTunes Library Extras.itdb
iTunes Library Genius.itdb
・Album Artworkフォルダ


以前、USB接続の外付けHDD故障により
ファイルがなくなってしまう危険性を強く感じ、
無線LAN上にネットワークHDD(RAID構成)を配置し、
iTunes Musicフォルダの内容をそこに全部置くように変更しました。

つまり、何も考えずに、iTunesの楽曲ファイルと一緒に、
iTunesライブラリファイル群も、
同じく無線LAN上のネットワークHDDに置いていました。

これまで置いていたUSB接続の外付けHDDと、
無線LAN上のネットワークHDD。
ご存知の方はもうお気づきかと思いますが、
この2つは、PC間のやりとりで相当な速度差が生じるのです。

つまり、このたびiTunesが起動不可になったのは、
iTunesを起動・終了するたびに、数メガバイトある
iTunesライブラリファイルを読み書きしていたためだったのです。

読み書きするたびに、せいぜい50Mbps程度の通信速度で
PCと無線LAN上のネットワークHDD間で
大きなファイルのやりとりが発生するわけです。
そりゃ、動作が重くなって起動しなくなるのは当たり前です。

もちろん、曲名データや
レーティングデータもそのファイルに管理されているため、
レーティングを更新するたびに
無線LAN上をデータが飛び交っていたのです。
えらい時間とLAN資源の無駄遣いをしていたもんです。

正直、IT関係の会社に勤めておきながら、
もっと早く気付かないとは。なんと恥ずかしいことでしょう。

さあ、気付いたからには、なんとかせねば。


別の iTunes ライブラリファイルを開くまたは新規作成する方法【e】http://support.apple.com/kb/HT1589?viewlocale=ja_JP


によると、iTunesライブラリファイルと曲データファイルは
どうやら別々のところに置くことが可能。
さっそく取り掛かりました。

まずは、最近バラバラな場所に保存されていた楽曲ファイルが
若干あったので、iTunes Musicの全楽曲データを
「ライブラリ統合」で無線LAN上のネットワークHDDへ完全統合。

そして、従来同じ場所に置いていた
iTunesライブラリファイルだけを
PC内臓HDD(Dドライブ)に移動し、
「Shift」キーを押しながらiTunesを起動。

iTunesライブラリファイルのありかを尋ねてくるので、
PC内臓HDD上のファイル「iTunes Library.itl」を指定して続行。

これで全作業完了です。

そして、このiTunesライブラリファイルも、
なんらかの都合でPCがぶっ壊れたら使えなくなるかもしれないので、
週1回のペースで無線LAN上のネットワークHDDに
自動バックアップするようスケジュール設定。

結果、iPodとの同期にかかる時間は
あまり速くなった気はしませんが、
再び快適にiTunes8が起動・終了するようになったし、
サクサクと★の数を変えられるようになりました。

よかったよかった♪

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