サラサラ斜め読んでの感想

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Architect of Music: [IDEAS楽譜]サラサラ斜め読んでの感想
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kmpから発売されている『ピアノ弾き語り IDEAS the very best of KAN』、早速うちに届きました。

なにぶん、KANさんのピアノ譜面ではおなじみになっている寺西千秋さんが今回もアレンジ。昨年7年ぶりに発売されたのはピアノソロの楽譜(つまりメロディは右手で弾くため伴奏としては物足りない楽譜)であり、当時から「個人的には弾き語りの楽譜が欲しいところなんですが」って言ってたわけで。実際、KANさんのピアノ弾き語りの楽譜は相当久しぶり。僕にとっては待望していた楽譜です。

kmpホームページには「オフィシャルピアノ弾き語りスコア」って書いてあり、どういうことなのかと思いましたが、最後のクレジットを見て、納得。「制作協力」にアップフロントグループが名を連ねています。どういう協力の仕方をしたのかは定かじゃありませんが、アルバム発売からこれだけ短い期間で発売されていることを思うと、音源は随分前にkmpに渡っていた、というところで協力なのでしょうか・・・?

全体的に、易し過ぎず難しすぎず。ピアノ初心者の方も中級者以上の方も、楽しめるようなバランスの良い楽譜集になっていると思いました。ボーカルが入らないところはできるだけ原曲に忠実になってるし、おかずも適度に入っていて退屈はしません。原曲忠実主義に傾倒しすぎないようにして、「ピアノ弾き語り」としてとても楽しめるよう考えられたアレンジだと感じました。楽譜通りに弾くのが苦手でコードとおかずだけちゃんと楽譜に従うけどそれ以外は自由にやってるようななんちゃってピアノ弾きの僕にとっては、どちらかというと難しい部類になります。

個々の曲で最も注目すべきはやはり新曲「IDEA」。ラップ部分のボーカルにちゃんとまさかのメロディラインがあてがわれています。てっきり「×」で表現するかと思ってました。個人的には、2コーラス目最初のラップに絡み合ってるエレピのメロディを是非楽譜にカンペキに入れてもらいたかったな〜っと思いました。

そして、もともとピアノ弾き語りが活きている楽曲として「プロポーズ」「50年後も」も注目です。完コピーではないとしても、かなりKANさんが弾いているピアノの雰囲気が出ています。

簡単に雰囲気が再現できて弾いていて楽しくて気持ちいい楽曲は「サンクト・ペテルブルグ」と「Happy Time Happy Song」。KANさん自身がバンド編成で弾いている軽快でリズミカルな感じで駆け抜けられます。

ピアノ弾き語りの譜面にするのが極めて困難であったであろう楽曲としては「DISCO 80's」「猿と犬のサルサ」。特に、「猿と犬のサルサ」なんて、あんなににぎやかな楽曲なのに対して、編曲者の寺西さんからは「落ち着いて読譜」し、「歌、伴奏共に、フレージングに配慮しながら」という難易度大なアドバイス。この二律背反な状況を克服したとき、「サルサのピアノ弾き語り」という大命題が達成されるんだろうなあ、と思います。僕には到底無理そうです(笑)。

さて、僕はというと、この楽譜に掲載されているコード譜を下に、ピアノ練習していくことになるような気がします。そして、近々放送することになるかもしれないネットラジオ「セイ櫂谷のセイヤング」で演奏するような気がしてなりません。

全て、ピアノを触っていない楽譜を読んだのみでの感想なので、弾いてみたらまた新たな感想が生まれるかもしれませんが、とりあえず「初見」ではこんな感じで終わりたいと思います。


ピアノ弾き語り IDEAS the very best of KAN発売元: ケイ・エム・ピー価格: ¥ 2,415発売日: 2007/12/20posted with Socialtunes at 2007/12/24


そうそう、前回も書いたとおり、IDEASのCDジャケットをさらに大きくした状態で表紙や1枚めくったところにドンッと載っているので、そういう意味でもオススメな楽譜集ですよ♪

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