何の変哲もないLove Song/木村和


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Architect of Music: 何の変哲もないLove Song/木村和
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木村和(KAN)さんの公式サイト限定で発売された弾き語りアルバム『何の変哲もないLove Songs』の1曲目に収録されています。

フランス帰国後の2005年6月〜7月、弾き語りライブ『弾き語りばったり#2』で初披露されました。そのときの演奏と比べると、2005年3月に録音されたこのCDではややおとなしめなピアノアレンジでゆったりとした感じです。

オカズをあまり挿入せずに力強く4分音符の和音で訴える印象。ライブではたしか、もう少し流れるようなピアノアレンジだったと記憶しています。3月のレコーディング後、練習しているうちに多少手入れされたのかも知れません(違ってたらごめんなさい)。

CDを入れて1曲目、いきなり待ちに待ったKANさんの声で『はぁぁぁ〜〜〜〜れわたるそら〜に〜』とくると、大抵のKANさんファンの方はヤラレます。それまで3年くらいKANさんの新譜を聴いていない勘のにぶった渇いた状態にある、コンポのスピーカーから部屋の空気、そして聴いている自分の耳までが、この『はぁぁぁ〜〜〜〜〜』の1秒間だけで、一気に水流を注ぎこまれたように、驚くべきスピードで染み渡り、震え、蘇る。そんな不思議な感覚でした。木村さん、ズルイです(笑)。

歌詞は内角をえぐるような152km/hのストレート。凱旋1曲目の挨拶ラブソングはこのスタイルでいこう!というのは恐らく最初から自身で決めてたんじゃなかろうか、と思えるほどの説得力です。

そして、フランスに行く前のKANさんよりも断然安定感のある貫禄のある声になっていることに、非常に感極まるのでした。...

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